現金化の利用は自転車操業から脱却になるのか

現金化の利用は自転車操業から脱却になるのか
自転車操業の方にとって、現金化でお金を工面することは本当に得策なのでしょうか?

現金化は便利な金策ではなりますが、業者選びを間違えると痛い目に遭います。
良い現金化業者を見極めるコツは以下のようになっています。

優良現金化業者を見極めるコツ

  • 会社概要を確認する
  • 古物営業許可番号を確認する
  • 運営実績が5年以上か見る
  • 口コミの評判をチェックする

引用元:現金化比較

今回の記事では、現金化は自転車操業の助けになるのかについて詳しく解説していきます。

自転車操業の方にとって、金策はたくさんあるに越したことはないですよね。
今回は、簡単で手軽にお金を手に入れることができる「現金化」を紹介します。

現金化とは?

現金化とは?
現金化とはお金が必要なときに現金を手にできる、便利なシステムです。
方法はいくつかありますが、よく知られているのがクレジットカード現金化携帯キャリア決済現金化です。

まずクレジットカード現金化ですが、これはクレジットカードに付いているショッピング枠を利用して行います。

ショッピング枠とは、購入した商品の代金を決済日にまとめて支払う機能です。
この機能があるために口座にお金が入っていなくても買い物ができます。

しかし当然のことながら決済日までには必ず必要な額のお金を引き落とし口座に入金しなければなりません。
このシステムを利用し、現金化を行うことができるのです。

例えば、引き落とし口座にお金が全く入っていない状態で、クレジットカードのショッピング枠を用いて買い物します。

そして購入した商品を販売すれば、現金が手に入るというわけです。
携帯キャリア決済現金化の場合も同じような流れとなります。

携帯キャリアはクレジットカードのショッピング枠のようなものを設けています。
そして支払いは決済日に携帯電話の使用料金と一緒に行います。

この機能を用いればお金がなくても商品を購入することができ、それを販売すれば現金化が可能となります。
それでもショッピング枠、そして携帯キャリア決済のどちらにも使用可能金額に上限が設けられています。

そのため上限を超えた額の商品を購入することはできません。
こうした状況により、これらの方法でいくらでも現金化できるというわけではありません。

現金化で自転車操業から抜け出すことは可能なのか

現金化で自転車操業から抜け出すことは可能なのか
一口に自転車操業と言ってもその状況は多様です。

借金がふくらみ、全く返せるあてがなく利子を払うためだけに働き続けている状況ならば、未来のない自転車操業と言えるでしょう。

こういった場合は現金化で繋いだとしてもいずれ破綻します。
負債がより増えてしまうだけです。

一方で、注文が増え続けているために、製造に必要なキャッシュが回らないという企業もあります。
こういった場合、繋ぎとして現金化を行うのは一つの解決法となるでしょう。

支払いを受けては他の仕事の製造を行い、その支払を受けて他の製造を行うという自転車操業ではありますが、注文ごとの利益がしっかり出ているのであれば、いずれ健全な財務状況に戻せます。

利益が出ているのにキャッシュが回らずに倒産してしまう、仕事があるのにお金がないという状況は、支払いのタイムラグが大きい業界ではよく起こることです。

金融機関から融資を受けられればそれが良いのですが、小さな企業ではそれも難しいことがあります。
銀行も仕事ですから、大きな利益の見込める企業でなければ、あまり熱心に審査を行うことはありません。

そんな時に現金化を使ってキャッシュを回し、次の支払いまでを繋ぎ、少しずつ財務状況を好転させていくのも一つの手段となるでしょう。

現金化する時に注意しておくこと

現金化する時に注意しておくこと
クレジットカード現金化は違法ではありません。
しかしたいていのクレジット会社は現金化を禁じる規約を設けています。

そのためクレジットカード現金化がカード会社に知られてしまうと、使用停止などのペナルティーが科せられます。

ではどのような状況で現金化が怪しまれるかというと、毎月ショッピング枠を上限ギリギリまで使用していたり、クレジットカードを何枚も作るといったと状況です。

現在、消費者金融からの借金を返済するためにクレジットカード現金化を行う人がいます。
このような人は定期的に現金化を行う傾向にあり、尚且つなるべく早めに借金を返済したいと考えるため、毎月のショッピング枠を使い切るのです。

またクレジットカードを何枚も作れば、それだけ現金化できる額もアップします。
そのため何枚ものクレジットカードを作ろうとする場合、現金化が疑われるのです。

また現金化は個人でも行うことができますが、業者を介して行うこともできます。
この場合、購入した商品を業者が買取り、現金を指定口座に振り込むという流れで行われます。

しかし業者は商品を購入額で買取ってくれるわけではありません。
業者を介す場合は換金率が適用されます。

換金率は現金化する商品の額によっても異なりますが、70%~90%が一般的です。
そのため業者による現金化は、結局のところ損をすることになるのです。

現在、クレジットカード現金化業者はたくさん存在します。
そして換金率や入金までのスピードは業者によって異なります。

そのため各業者のホームページなどを通して、これらの点を事前にチェックするべきです。
もちろん個人で現金化を行う場合、換金率などは存在しません。

それでも個人で行うと時間がかかってしまったり、購入した商品がなかなか売れずに結局値下げしなければならないなどの問題に直面することがあります。

こうした点を事前に考慮し、現金化を個人で行うか、それとも業者を通して行うかを決める必要があります。
携帯キャリア決済現金化の場合も、クレジットカード現金化と同じよう点に注意すべきです。

ただ携帯キャリア決済の上限額はショッピング枠に比べると低めに設定されており、最高でも10万円程です。
そのためこの場合、高額のお金を現金化することはできません。

自分で返済できない自転車操業なら弁護士への依頼も1つの手

自分で返済できない自転車操業なら弁護士への依頼も1つの手
借金が膨らんでどうしても返せそうになく、受注や売上の調子もよくない、利子だけを支払っているような状態で未来がないという場合は、現金化をしても状況は悪くなるばかりです。

1度冷静になって、自分の会社の財務状況を確認してみましょう。
現在の苦境を一時的に乗り切ったとして、そのあとで好転する兆しはあるでしょうか。

どのくらいの受注があれば立て直せるのでしょうか。
それは現実的な未来でしょうか。

もし先のことなど考える気にもならないという場合は、かなり精神的に追い詰められています。

第三者への相談が必要でしょう。
弁護士が債務整理の相談を無料で受け付けていることがありますので、まずはそれを調べて行ってみるのがおすすめです。

実際に依頼をする段階でも、初期費用が0円で、成功報酬のみで依頼を受け付けてくれる弁護士もいます。
一方で、弁護士ではない怪しげな業者に債務整理をお願いするのはやめておきましょう。

根本的な解決は難しいですし、債務をたらいまわしにされて、いっそう借金が増える可能性まであります。

きちんとした弁護士への相談を強く推奨します。
なお、相手が本当に弁護士かどうかも、日本弁護士連合会で調べられますので安心です。